今回は、
「あなたの会社のボトルネックは?」
というテーマです。
ボトルネックとは、瓶などのくびれの部分のことです。
砂時計を想像してほしいのですが、
砂が落ちる量は、砂時計のくびれによって決まりますよね。
どんなに上下の部分を大きくしても、くびれの幅が広がらない限り、
砂が落ちる量は増えません。
会社も同様で、「ボトルネック」に当たる部分が改善されない限り、
他の部分でいくら頑張っても無駄、ということがあります。
最近私が相談を受けた事例をご紹介します。
某サロンから、
「売上が落ちたので売上を上げたい。
どんなキャンペーンを打つのが良いか、あるいは●●というサービスに力を入れるのはどうか?」
という相談を受けました。
そこで私がしたことは、まず売上が落ちた原因の追求です。
と言っても話はシンプルで、
実はそのサロンでは事情があって施術者が数人退職していたんですね。
施術者が減ったために施術数がこなせなくなり、
お客さんも次の施術の予約も取りづらい・・という状態になっていました。
さて、この状態で新たなキャンペーンを打ったり、
他のサービスに力を入れるべきでしょうか?
違いますよね。
施術者が減ったために施術数が減ったことが売上ダウンの原因なので、
その状態でキャンペーンをしたり他のサービスに力を入れても、
結局施術できる人がいません。
なので、やるべきことは施術者の採用です。
ただ、もちろんこのサロンも採用活動はしていたのですが、
月に応募がせいぜい一人しかなく、
なかなか採用がうまくいっていませんでした。
つまり、この会社のボトルネックは
「施術者の採用」
ということです。
そこで私がとある提案をして実践してもらったところ、
すぐに目標の人数を採用でき、
それに伴って売上も急上昇、となりました。
ちなみに、人が増えて施術できる数も増えたわけですから、
次にやるべきことは
「どうやってお客さんを増やすか?」
です。
ここで、キャンペーンや他のサービスの検討に入る、ということですね。
いかがでしょうか?
こうやって客観的に見ると、ごく当たり前のことに思いますよね?
ところが、面白いことに、いざ自分の会社のことになると、
客観的に物事を見れなくなったりするものです。
そういう時のために私たちのようなコンサルタントがいますので、
一度、第三者目線のアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか(笑)