今回は、
「理想は資金繰りしない経営」
というテーマです。
ここ数回、資金繰りや銀行融資関連のテーマでした。
経営の三要素は
「ヒト、モノ、カネ」
といいまして、資金繰り・財務というのは非常に重要なテーマです。
仮に同じ利益を出している会社であっても、
資金繰りや財務の仕方次第で
・今後の事業拡大
・社長のストレス
といったものは大きく変わります。
ぜひしっかり学んでいただきたいです。
さて、今回はそんな中で
「理想は資金繰りしない経営」
ということで、さっきお伝えしたことをまたもやひっくり返すわけですが。
「資金繰りをしっかり把握する」
というのは、経営において非常に重要なことです。
しかし、それ自体は利益を生み出しませんし、
時間や手間もかかります。
なので、やらなくて済むならやらないほうが良いです。
やらなくて済むとは、どういう状況かといえば・・
「キャッシュがたくさんあって、資金の心配など全く不要」
という場合です。
例えば、あなたの会社に豊富なキャッシュがあり、
「向こう１年間、仮に売上が０になっても問題ない」
という状態だったらどうでしょうか？
月に１回くらい、軽く預金残高を確認しておけば、
神経質に資金のことを考えなくても良いでしょう。
資金繰りに気を取られなくて済めば、経営に専念できます。
経営に専念できれば、当然業績が上がる可能性が増えます。
なので、しっかりキャッシュを持って、資金繰りを気にしなくて良い状態にするのが理想なのです。
「そんなたくさんのキャッシュ、持てるわけないだろ！」
という声も聞こえてきますが、その答えは既にお伝えしてあります。
そう、銀行からの借入ですね。
借入をしてでもキャッシュを多めに持っておく
↓
資金の心配なく、経営に専念する
↓
業績アップ、さらにキャッシュを増やす
↓
本当にキャッシュのゆとりが出たら、返済する
これが中小企業の財務戦略です。
もちろん、注意点は色々ありますのでとにかく借金せよ、と勧めるわけではありませんが、
この考え方を持てれば経営は劇的に変わります。
お試しください！
