資金繰りに追われると経営能力が落ちる

今回は、

 

「資金繰りに追われると経営能力が落ちる」

 

というテーマです。



さて、もともと私は司法書士という法律職をしていて、

当時は借金問題の解決を専門に仕事をしていました。



1,000人くらいは借金に関する相談に乗ってきたと思います。



そしてその後にコンサルになり、経営が苦しく、資金繰りに悩んでいる社長も

多く見てきました。



その経験から断言するのですが、



「お金に困ると、判断能力が鈍る」



経営者でいうと、



「経営能力が落ちます」



間違いないです。




人間、目の前のお金に困ると、資金繰りで頭がいっぱいになり、判断力が落ちます。

社長であれば、その状態では仕事に手がつかなくなり、経営能力が落ちます。



それくらい、お金の悩みはキツイです。



逆に、資金にゆとりさえあれば、多少業績が悪くても、

それほど深刻にはならずに済みます。




なので、経営者の方々に声を大にして言いたいのは、



「借入をしてでも、キャッシュをたくさん手元に持ちましょう!」



ということです。



本当に、キャッシュさえあれば心に平穏が訪れます。



その状態であれば、本来の能力を存分に発揮してもらえるはずです

(もちろんお金があるからって油断して、無駄遣いなどするのは論外ですが)。



ポイントは、



「今、業績が悪くなくても、前もって借りておきましょう」



ということです。



業績が悪くなり、お金が無くなってからでは精神衛生上良くないですし、

銀行評価が悪くなってからでは借りられないリスクもあります。



「でも借金が増えるのは悪いことなのでは・・?」

 

と心配になるかもしれません。



別に、借りたお金は使わずにとっておいて、そのまま返済に回せば良いのです。

 

借入が増えても、その分のキャッシュが手元にあるなら、

実質は何も問題ありません。



多少の利息は、安心料と割り切ってください。




こんな名言があります。



「キャッシュのゆとりは、心のゆとり」



by私



胸に刻んでください。