求人に応募が殺到する、ある会社の例

 

今回は、

 

「求人が殺到する、ある会社の例」

 

というテーマです。



私のあるクライアントは、

求人を出すと応募が殺到します。

 

1人の枠に対して40人とか、そういうレベルです。



なぜでしょうか?



給与水準が他より高いわけではありません。



職場環境や福利厚生がめちゃくちゃ良い、というわけでもありません。



にもかかわらず、応募が殺到する理由は・・?




実は、この会社で募集しているのは、とある専門職なのですが

(業界は伏せさせてください)、



「その専門職がスキルを身につけるための専門学校の費用を出してあげるよ」

 

という条件で募集するのです。



そうすると、応募が殺到するということです。

 

まあその学校に通うのも、数十万円~100万円を超えることもありますから、

魅力的ですよね。



この方法の良いところは、

 

・単純に給与を高くするとずっと固定費が高くなるが、学費ならスポットの支出で済む

 

・「スキルアップしたい」という意欲の高い人材が集まる

 

というところでしょうか。



高い給与で募集して、仮に合わない人材を採用しても簡単には解雇はできないですし、

この条件で募集すると少なくてもスキル向上には前向きな人材ということです。



デメリットとしては

 

・費用を出してもすぐ辞めてしまうリスクがある

 

・学費目当ての応募で、会社自体に魅力を感じているわけではない

 

・学費を一時に払うとキャッシュの負担が大きい

 

といったところでしょうか。



なので、デメリットをうまくカバーする仕組みは必要ですが、

40人も応募があれば厳選した良い人材が採用できる可能性は高そうです。



もちろん、理想は「あなたの会社の魅力だけで働きたい!」と思ってくれる人が増えることですが、

このような方法もあるので、覚えておくと良いかもです。



とはいえ、その人に長く意欲的に働いてもらうには

結局は会社に魅力が無いといけませんから、

自社の魅力磨きもしっかり意識しましょう。