今回は、
「あなたは何屋さん?差別化のヒント」
というテーマです。
このブログを読んでいる方は、色々な業種の方がいらっしゃるでしょう。
飲食店や美容室などの店舗ビジネスをしている方。
工務店や塗装業などの建設業の方。
そのほか、製造業や卸売り、私たちのような士業やコンサル、など、世の中には様々なビジネスがあります。
さて、ここで一つお聞きしたいのは、
「あなたは、何屋さん?」
ということです。
もちろん、飲食店であれば「レストラン」とか、
美容室であればそのまま「美容室」と回答されると思います。
が、ここで是非考えていただきたいことがあります。
それは、
「自分のビジネスの定義を見つめなおしてみましょう」
ということです。
例えば、私たちFUNSグループでいえば、税理士という仕事があります。
ここで、
「私たちは税理士業です」
「税金の計算をするのが仕事です」
と定義すると、自分たちの提供する仕事は税金の計算をして申告するだけ、と考えがちになります。
そうではなく、
「私たちの仕事は、中小零細企業の経営サポートです」
と定義すると、税金だけでなく、補助金の情報を提供したり、資金調達の手伝いをしたり、
あるいはこうやって経営コンサル的な仕事も、と派生していくわけです。
「経営サポートしてほしい」と考えている経営者さんにとっては、
税金の計算だけする税理士よりも私たちを選んでくれやすくなりますよね。
ここに、差別化のヒントがあります。
もしあなたが、
「ライバルとの差別化の仕方が分からない・・」
と考えているのでしたら、
自分たちが、誰に、どんな価値を提供したいのか?
を再度見つめなおしてみてください。
きっと良いヒントになるはずです。
ちなみに、誤解を招かないように補足しますが、
「税金の計算だけする税理士ではダメ」
という意味ではありません。
例えば、高度な税務知識や経験を元に、難しい税務の問題に対応したり、節税手法を組み立てる・・
というような価値を提供する税理士ももちろんいます。
要するに、
誰に、どんな価値を提供するか?
を明確にし、それに合うお客さんを見つけていきましょう、ということです。