今回は
「あなたの会社の株価って?」というテーマです。
どんなに小さな会社であっても、株式会社(有限会社含む)は、
「株」
というものがあります。
「株」があるということは、「株価」があるということです。
上場企業と違い、市場が値段を付けるわけではないのですが、
それでも株価という概念はあります。
じゃあ、どうやって計算するの?という話ですが、、
実は、これ、とてつもなく厄介な話なのです。
というのは、本来、物の売買は、当事者間で好きに値段をつければ良いわけです。
売主と買主で決めた価格で売買するのが自然ですよね。
しかし、ここで、「税金」が絡むと話が変わってきます。
税務署は、
「好きな金額で売買しても良いけど、それが妥当じゃないと税金かけるよ?」
って言ってきます。
で、何をもって妥当か?というと、これがまた色々なケースがあるので、
一概に言えないのです。。
ただ、ここで終わると
「なんだよ、結局何も答えになってないやんけ」
と言われそうなので、超・ざっくりの考え方を紹介します。
それは、決算書の「純資産の部を見る」ということです。
※下の図の、右下・緑色が純資産です。
会社が持っているプラスの財産からマイナスの財産を引いた部分が、
会社の純粋な資産です。
ということは、それが現在の会社の価値でしょう、という考え方です。
・・実際はもっと複雑で、
「決算書に載っている数字は、現在の正しい価値(時価)じゃないから、
まず時価にしましょう」
という手順が必要だったりします。
なので、繰り返しますが、超・ざっくりです。
とはいえ、全く何も根拠がないというわけでも無いので、
この「純資産」という考え方を持っていると良いでしょう。
毎年、利益が増える→純資産の額が増える→株価も上がる
ということです。
もし将来、自分の会社を高く売りたい!と思ったら、
しっかり利益を積み上げていくのが一つの目標、ということになりますね。