今回は
「堅実に仕組み化した事例」というテーマです。
前回の記事で、
「一発逆転ではなく、着実に成長する仕組み作りを」
という話をしました。
じゃあ、具体的にどうすれば良いのよ?
ということで。
一番イメージしやすい飲食店の、実際のクライアントの事例を紹介します。
まず、売上を上げるために必要なことは、要素に分解すると
・新規の客数を増やす
・リピーターを増やす
・客単価を上げる
なわけです。
で、そのためにやったことは、
●リピーター対策
・ポイントカード(次回来店の動機付け、個人情報取得)
・DM(お得意様あて、来店を促す)
●新規集客
・チラシ(来店したくなるような特典をつける)
・SNS(フォロワー増加の施策、情報発信)
・HP(SNSと連動、チラシを見た人が指名検索)
●客単価アップ
・値上げ
・高単価メニューの開発
といった感じです。
まずはこのあたりを地道に行い、売上は1.5倍~くらいになりました。
一つ一つの施策の効果は爆発的なものではありませんが、
組み合わせて継続していくことで、成果につながりました。
今は忙し過ぎるのでチラシはやっていませんが、
もし拡大したくなったら、またチラシを再開すれば良い、というわけです。
そして、そんな中、以前からちょこちょこニーズがあった「お弁当」を本格的に事業化させ、
テイクアウト、宅配ともにこちらも安定して売上が立つようになりました。
結果、売上は当初に比べ1.5~2倍くらいになりました。
これ、成功要因は
「最初に、地味でもやるべきことをしっかりやった」
だと思います。
新事業というのは、ノウハウも無いし、設備も無いし、時間もかかるし、
何せ上手くいく保証がありません。
そこに参入するのはリスクなわけです。
まずはきっちり既存事業でできることをやり、
その後に新規事業に取り組む。
一か八かはしないようにしましょう。
ちなみにこちらのクライアントは、弁当事業ももっと仕組み化すれば
安定して成長できるので、今後が楽しみなところです。