今回は
「売上は見せかけ」
というテーマです。
多くの経営者さんは、「売上」を重視します。
というか、売上以外の数字をあまり見ていない気がします。
そんな中言いづらいのですが、ぶっちゃけ
「売上は見せかけ」
です。
いくら売上が大きくても、業績の良さとはイコールではありません。
具体例を見てみましょう(あえて極端にしていますが)。
A社:
売上 1億円
原価 7,000万円
粗利 3,000万円
諸経費 2,500万円
利益 500万円
B社
売上 10億円
原価 9億7,000万円
粗利 3,000万円
諸経費 2,500万円
利益 500万円
A社の売上は1億円。
B社の売上は10億円。A社の10倍です。
しかし、最終的な利益は同じ500万円。
そもそも粗利の時点で、どちらも3,000万円です。
なぜこうなったかというと、言うまでもありませんが
B社は10億円の売上のうち9億7,000万円が原価だからです。
つまり、売上がどれだけ大きくても、原価もその分多ければ手残り(粗利)は減ります。
「売上は見せかけ」というのは、そういうことです。
売上の多寡だけで比較することは無意味だとお分かりいただけるでしょうか。
ちなみに、A社とB社は利益は同じで、売上はB社のほうが10倍あります。
あなたなら、どちらの会社のほうが良いと思いますか?
理由も一緒に考えてみてください。
この問題は、実は色々な角度から検討することができます。
次回の記事で、解説しますね。