返済が難しくなったら、すぐにリスケ

 

今回は、

 

「返済が難しくなったら、すぐにリスケ」

 

というテーマです。




銀行からの借入がある方は、

 

「返済できなくなったらどうしよう」

 

という恐怖があるでしょう。



もちろん、借りたものは返すのが基本です。

 

銀行との契約=約束ですから。



ただ、どうしても資金が苦しい、返済すると他の支払いができなくなる・・

という場合は、返済ストップを検討しましょう。



銀行に相談して、元金の返済を一定期間止めてもらうのです。

 

これをリスケジュール、通称リスケといいます。



繰り返しますが、借りたお金を返すのは銀行との契約なので、守らなければなりません。

 

逆に言えば、銀行が応じてくれれば、その契約は変更できるということです。

 

そして、ほとんどの場合、銀行はリスケに応じてくれます。



もちろん、事情を説明するために資料を作ったりする必要はあります。

 

「約束どおり返せない」ことに、社長のプライドも傷つくかもしれません。

 

銀行に相談することが怖いと思うかもしれません。



しかし、事業を存続するためには、

銀行の返済よりも仕入代金やお給料の払いを優先しなくてはいけません。



銀行の返済を優先して、他の関係者に迷惑をかけるよりも、

しっかり銀行に相談し、立て直しを図るほうがよほど経営者として立派でしょう。



毎月50万円返済していたものを1年間ストップすれば、

年間600万円を新たに借りるのと同じです。



リスケという手法を覚えておき、

返済が難しくなったらすぐに行動できるように、

日頃から資金繰りや数字の把握はしておきましょう。