今回は前回の続きで、
「数字嫌いの社長のための決算書の見方」
というテーマです。
前回の記事で、決算書・経営数字は、
「細かくではなく、【塊・ブロック】として見ましょう!」
とお伝えしました。
ちなみに今回お伝えするのは、
決算書の中の「損益計算書」についてです。
会社にいくら利益が出たかが載っている資料ですね。
これ↓です。
専門用語と、数字の羅列。
よくわからないですね。
これを、こう↓しましょう。
これで、感覚的に理解しやすくなったと思いませんか?
一応補足しますと、変動費というのは、
商品や材料の仕入れ、外注費など、
「売上の数量が増えるとそれに連動して増える費用」
のことです。
ちなみに、65.0%と書いてあるのは、
「粗利率」
46.2%と書いてあるのは
「労働分配率」
のことです。
さて、この図を見ていただくと分かりやすいのですが、
経営において重要なのは
「売上ではなく粗利」
です。
粗利の中から、人件費やその他固定費を支払い、残ったのが利益です。
売上がいくら大きくても、粗利が無いと人件費や固定費を払えません。
なので、経営者は売上だけでなく、粗利をしっかり把握しましょう、
というのがよく分かる図だと思います。
「数字を見ると動機、息切れがする・・」
という経営者さんは、
是非この図を経営数字の把握に役立ててください。